メーラーといえば十数年「EdMaxフリー版」を使っていました。テキスト形式で使う分にはシンプルで使いやすく、インストール不要でフォルダごとバックアップができる利便性が心地よいメーラーでした。
ただ、2008/07/11でサポート・更新が終了し、ブラウザの連携やHTMLメールの扱いにやや難があるので、引っ越すことにしました。
※2021/03/05追記 その後のいろいろあり一筋縄ではではいきません。顛末は「メーラー引っ越しその後」で継続しています。
後任は「Thunderbird」
EdMaxを卒業した人の多くはThunderbirdに移行している記事をみて、一も二もなく決定。ブラウザもFirefoxなので、とにかく使ってみてから考えよう。
EdMaxからメッセージとアドレス帳をエクスポート
移行方法はたくさん出ているので、要点だけ。
EdMaxに標準のエクスポート機能では、一度に処理できるデータ容量に制限があるらしく通常はプラグインを使う。メッセージデータだけでも2G超えているので必須です。ところがこのプラグイン、すでにサイトが存在しない。バックアップを保存してくれている奇特な方がおりここからDL。
これでフォルダ単位でエクスポートできた。無造作にエクスポートすると、異なるアカウントの同名フォルダ(例えば「受信」など)データが上書きされるので注意!(やらかしてみればわかることですが(^^))
アドレス帳はよくわからないので、「Address」フォルダのデータ(拡張子が.adxだが、中身はテキスト形式)を使うことにした。
Thunderbirdをインストール
なんの問題もなく最新版78.1.1をインストール。
アカウントを作成していく。
POP3からIMAPへ
「IMAPってなんのこっちゃ?」と思いつつも、両方えらべるならIMAPだ!という世間の意見をとりいれ、常用アカウント4つのうち2つをPOP3からIMAPに変更。
ローカルフォルダがあるぞ・・・
最初このフォルダの役割が解らなかった。
とりあえずEdMaxから取り出したデータをThunderbirdの該当フォルダにインポートよう。「受信トレイ」にはEdMaxの「受信」フォルダのデータだ。
なんかインポートに時間がかかるな・・・、そして突然?!
インポート終了後に突然、全メール受信が始まった!?。なんだ?どうした?、ひょっとして全メール再送信してしまったか?と、なかばパニックになりThunderbirdを強制終了。
恐る恐る再起動するも再び全メール受信開始。一旦時間をおいて、冷静になって調べ始めた。
IMAPとはそういうものだったのだ!
インポートに時間がかかったのも、受信すると全メール受信したのも、サーバー相手の操作だ、ということが理解できた。メール再送信したわけではなく一安心。
ここでローカルフォルダの役割も解った
サーバーにある程度貯まったメールはローカルに移動すればよいのだ。
ついでに、メールサーバー側の容量を5Gに増やしておいた。これで安心。
Thunderbirdのファーストインプレッション
まだまだ使い始めたばかりですが、感想を・・・
- テキスト形式メールで良いのに書式がある。改行が突然大きくなったりスムースにいかない。何か設定しなければいけないのかまだ不明
- 学習型スパム/迷惑メール除去機能が心地よい。アニメションで次々に迷惑フォルダーに移動するのは見ていて飽きない
- 時々数十秒フリーズ。これは何とかしたいがまだ解決せず。今のところ必ず復帰するので待つしかないようだ。
- Firefoxtと同様「Profile」フォルダのデータコピーで、他のマシンに移植できる。IMAPと合わせて複数のマシンやスマホでの共用がやりやすい
- クイックフィルターでの文字列検索が「?」である。なんでだろう
以上