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クリアビューマシアス
PICが世に登場しはじめたころ、秋月電子通商で扱い始めたのがこの「ClearView Mathias」。たしか800k円ほどした記憶があります。PIC16Cxxx(PROMタイプ)のフルスペックデバッガで大変重宝しました。デバックで二台ほど壊してしまい出費がかさんだものです。
ICD-U40
つぎに購入したのはICSPデバッガのはしり、ICD-U40。クリアビュー・マシアスの後釜として重宝しましたが、2本の制御線(それも8本揃ってるBポートの2本)とresetを使うのが当時は不満だった。いまでは当たり前のことですが、フルスペックデバッガの終焉を予感させる登場です。ターゲットコネクタがモジュラーなのが新しいです。
PICKit2/3
PICを一気に使いやすいものにした立役者で、ローコストのわりにはデバッグができる。PICKit2は電気的保護が甘く試作中にちょっとした不注意でよく壊し(たいていターゲットも一緒に壊れる)、その数5台を超える。
DIP書き込みアダプタを作り重宝する(回路図はここ)。より安定したPICKit3に切り替え、この後公認プログラマとしてICD3に移行。
ICD3/REAL ICE
どちらも公認プログラマとして使えます。デバッグコネクタはモジュラーなので製品基板には使いづらいのでSIPヘッダー用に変換コネクタを作成で使っています。挿入ミスに注意です。REAL ICEはちょっとした景品でいただいたもので、現在はICD3が今のPIC開発のメインです。製造ライン用の正式書き込み器としてユーザーにも配布したりしています。
書き込み・検査治具にICD3を組み込んだ 基板の電気的・機能検査のほぼすべてをカバー
今でも現役「AKI-PICプログラマーV3.5」
忘れてはならないのが、秋月電子通商のキット「AKI-PICプログラマーV3.5キット」。PIC黎明期に大変役に立ってくれたほか、今でもPIC12C509Aのプログラマとして現役です。すでに数千個のPICを書いています。今、PROMタイプのPICを書き込みできる数少ないライターと思います。
MPLAB Snap
低価格なので購入。現状まだサポートデバイスが少ない。使用頻度の高いPIC16F/18Fクラスがほとんど未サポートなのでしばらく様子見です。AVR対応でデバッグコネクタは8ピンですが、そのうち1~6ピンまでを従来のICSPとして使えることがPICkit4の資料にて判明。
ICD4
新しいデバッガ。最近になってMPLABX 5.2以上でやっと動作確認とれた。重厚感があり垢抜けた感じです。コネクタはやはりモジュラーです。