dsPIC33CKをICD4でデバッグ

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前回投稿のICD4インプレッションの続きです

新しいdsPIC33CKで使ってみる

いま試したい機能を全部いれた試作用基板ができてきました。dsPICの他にmbed Nucleo64ボードも使えるものです。搭載dsPICデバイスは新しいシリーズの「dsPIC33CK256MP503-I/M5」。

十数年前から使っているdsPIC30Fも基板を更新するたびに、そろそろ新型dsPICへ移行したいと思っていました。基板の要求機能が増えたわけではありませんが、同じ速度(20MIPS)で消費電流が4分の1、なおかつ100MIPSまで使え、その消費電流も少ないので切替えの候補になった次第です。

ただ、チップ機能が増え、機能ブロック連携も複雑になり、初期化コードだけでも大変です。おいおいTipsをまとめたいとおもいます。

もっとも、機能や速度を求めるときはarmを使うので、あくまでも現行のdsPICの資産を継承して低消費電力化とdsPICを一本化したい、というのが目的です。

さて、

このデバイスはICD3でもサポートしていますが、新しいdsPICなのでICD4で試してみました。

使い勝手は変わらない。書き込みやデバッグが早くなった。

MPLAB X V5.35で簡単な比較をしました。デバッグ・コンパイル→RUNまで、

 ICD3:24秒

 ICD4:16秒

また、RUNからブレークポイント停止の反応体感速度は半分ぐらいで、ICD3に比べかなり快適です。

全体の体感速度は軽快な感じです。上のアプリはフラッシュ7%程度なので、容量増えると書き込み速度の差はもっと出てくるか、と思われます。ICD3は2台所有してますが、ICD4を使ったらもとに戻れそうにないです。

以上