Raspberry pi pico(以降raspico)にESP32のESPtoolの様に、pico probeを使って量産書き込みをするための環境を作ってみました。前回「VScode+platformIO版」の次は、関連ファイルがすべてポータブル構成の「ポータブル版」
まあこれも、作ってみた、といっても大部分AI頼りですが(*´Д`)
OpenOCDを再構築する
plotformIO版OpenOCDは、ポータブルには使えなかった
PlatformIO版OpenOCDは、パスが\user\.platformio下の固定パスなので、ポータブル版としては試行錯誤してみましたが、適用できませんでした。
また、picoSDK向けのOpenOCDもpico2対応が怪しく、うまく行きませんでした
結局OpenOCD-mainから再構築したもので、結構大変でしたが動くレベルの物ができました。再構築の過程は省略しますが、openocd.exe本体・関連dll・関連スクリプトファイル格納フォルダをひとまとめとして、GitHubにアップしました
firmware.elfをコピーし、PowerShellでpythonスクリプトを実行するだけ
ダウンロードしたファイル全部を適当なフォルダに入れ、firmware.elfは目的のファームウエアに入れ替えます。フォルダはUSBでもOK、ルートでも大丈夫です
そのフォルダでwindows powershellを立ち上げて、「python flash_dual.py」を実行するだけです。
※windowsにpythonがインストールされていることが前提です
「VScode+PlatformIO版」と同じくpico/pico2を自動認識し、書き込み後再起動します
※公式debug probeでも動作確認済み。ただし、複数のprobeには対応していません下は、USBドライブ\PicoFlashに格納してPowerShellで実行した結果です

                        
                    