100mmサイズ以内では10枚数百円の超格安帯のPCBメーカーに出してみました。試作に重宝しますが、メイン回路の他にもちょっとした接続用の基板が欲しいこと多々あります。「試作ならば…」と、欲張って余ったスペースに異種パターンを面付けすると、途端にコストが跳ね上がります。そこで、カット無しで手配し、自分でルーターカットしてみました。
ピッチ変換やコネクタ中継などの小型基板も欲しい
100×100㎜サイズ以下で自由配置
基板が格安なのにルーター加工をケチるなどセコイ話ですが、φ2のエンドミルは加工でもよく使うので、基板カットにも応用してみます。いろんな接続基板を面付けしました(下図)。
切り離す穴は基板設計時に設けておく
いわゆる「ミシン目」ですが、この場合は穴一つです。その代わり切り離したときにバリが出ないように、内側に切り込みそこに折り用の穴をあけました。
PCBCADからdxfエクスポートし、NCVCでNCデータに変換
NCVC V3.88aではZ軸侵入長さが指定できます(以前私が作ったランピングみたいなもの)。面にZ軸切り込みするのに便利です。
MDFで位置決め治具を作る
MDF(木質ボード)に基板厚分の溝を掘り、セットしたまま原点だしして治具とした。基板の固定はマスキングテープ。一枚ずつでは強度も十分。