我が家のCNCは長らくNAKANISHIスピンドルを愛用してました。ホームCNCには超高性能でオーバースペックなものでした。でも
・・・壊れたorz
目を離した隙にクランプにぶち当たって停止したまま数十秒放置してしまった
当然、高価なものですので修理して使うものですが・・・、ちょっと思うところがあって、ナカニシスピンドルはφ6まででしたが、CNC二号機までは BIGベビーチャックでφ10まで把握可能だったので、この際ナカニシをあきらめて、あらたにDIYでスピンドルを作ってみることにしました
さて、吉と出るか凶と出るか・・・
2025/04/16 スピンドル図面追加
とりあえずスピンドル周りを加工するのに必要なスピンドルを設置
とりあえず、と言っておきながらそれが最終形態になってしまいそうな予感はビンビンありますが、CNC2号機から3号機になるときも、2号機で加工してそのあと2号機はばらしてしまったので、まずは進まないといけません
amazon のスピンドル
CNC2号機は150Wオリエンタルモーターの産業用モーターでBIGベビーチャックを回していました。φ10エンドミルを低速で回すにはちょっと非力でした。
amazonやalibabaをみると数限りなくスピンドルモーターが出ています
そのなかで、500Wクラスのものを選択。
しっかりした48V1000W電源はもっていたのですが、55K円もしたので「ちょっともったいない感」でてしまって、お試しに使うのがはばかられたので「電源セット」で購入。なんと電源付きで23.5K円!ちゃんと動くのかしら?ちょっと不安・・・
購入モーター付属のチャックは外す。ユキワ精工のニュードリルミルチャックで構成する
モーター軸に直結しているチャックで加工すると、おそらくオーバーハング荷重で使い物にならないので取り外して使うことにします
チャックを取り外した後の軸径をマイクロで測るとφ14.97でした。H7公差に入っていますので、そのままφ15のカップリングで接続できそう
チャックは二号機から外したBIGベビーチャックもまだ手元にあったのですが、高精度コレットYCC10-xAAがそろっているユキワ精工の「ニュードリルミルチャック」にしました。シャント径はφ20なので、15-20の異形カップリングでモーターと接続することにし、アンギュラベアリングで軽く予圧をかけて主軸としてみました
カバーパーツは3Dプリンタで
主軸のシールは、ラビリンスシール風に円盤部品を0.数ミリの間隙で樹脂カバーで挟んでみました
カップリングカバーも3Dプリンタで制作
破損したら、作り直します


格安スピンドルモーターは振動多め
付属のモーターブラケットでガッチリ固定すると、CNC全体に多少振動がでる。CNC自体が自家用としては、かなり高剛性に作ってあるのでモーター振動が全体に吸収されている状態
これは、あまりよろしくない
そこで、モーターの固定をゴムで振動絶縁することにする
とりあえず動いたスピンドルでグレードアップパーツを加工
振動多めの仮スピンドルを付けたCNC本体で、防振モーターホルダを加工。黒斜線が防振ゴムである
久々のφ10エンドミル



12000rpmでモーターを触ると、モーターはかなりの振動ですが、振動がCNC本体に伝わることは激減しました。
モーターは格安なのでメタルが摩耗したら交換すればよいが、カップリングがどこまで耐えるか興味あります
今日はここまで
2025/04/16 図面追加
カバーの様子など構造図追加しました。自分への覚書でもあります