
4爪スクロールチャックで角材をつかみたい。でも角材断面を正確な正方形にしないと爪の把握がバラつきがおきる。インデペンデントチャックにしろ!、と言われそうですが、とりあえず角材断面が多少長方形になってもしっかりつかめるようにアダプタを作ってみました。
大量の角材を正確な断面で切り出すのは骨がおれる
今回の材料は木材である。硬いの軟らかいの色々と端材から数を切り出すので、角材の断面も多少ばらつくのである。写真でつかんでいるのは15×14mm断面のチーク材で結構硬い。無造作に切ったら長方形断面になってしまったもの。これを4爪スクロールチャックでそのままつかむと、どんなに締めても短辺に隙間ができてグラグラする。
まして、3爪用に一本ずつ丸く削るのはもっと骨がおれる


スペーサを挟む、という手もあるが・・・
切り出した材料が15×14mm一定とは限らない、1mm程度の範囲でばらつく。そこでアダプタを作ってみよう、ということになった。
角材の角をホールドするアダプタ。まずはCADで確認

上の画像は、最大17mm角、最小14mm角がつかめるかどうかの確認である
ピンク線がチャッキングする円で、角材の角と多少ずれてもチャッキングできる、という理屈です。4爪スクロールチャックも大して精度は出ていないので、それも吸収できます。
角材にセットしてからチャッキング
今回は超小型チャックに細い角材なのでいろいろ寸法に制約がある。アダプタもチャックにセットして角材を挿入すると、爪の溝にアダプタが落ちたり、角材も落ちたりと具合が悪いので、角材にアダプタをセットしてからチャッキングすることにした。
セット方法は[輪ゴム]である。シンプルでしょ?
またセットした角材もチャックの爪の溝に落ちないように床を付け、最終的に下の画像の形になった。ここまでくれば後はFDMプリンタの出番である。
ABSで作成。積層方向は水平にする
そんなわけで早速作成!チャックで締めても割れにくい方向に積層した。インフィルは95%。
あとは写真をごらんあれ





コツというか、セットしてチャックを締めるときに手でアダプタを左右にズリズリと回しながらなじませて締めるのがよいかな?
強く締めると、結構良い感じ。樹脂にしたので木材との密着もよさそうだ。
樹脂製なので、角材の角が正確な90度でなくてもある程度吸収してくれそうなのもGood!
